【ブリュッセル時事】日本と欧州連合(EU)は30日、デジタル分野での協力について議論する閣僚級会合をブリュッセルで開いた。巨大IT企業のオンラインサービスなどへの規制分野で協力を深めることを確認。定期的な情報共有を目指す方向で一致した。
会合は、東京で開催された昨年に続き2回目。日本から河野太郎デジタル相や松本剛明総務相、EUからは欧州委員会のブルトン委員(域内市場担当)が出席した。
共同声明で、人工知能(AI)について国際的なルール作りの枠組み「広島AIプロセス」のさらなる推進や、日EU双方が策定した指針などの情報共有を明記。半導体分野では、生産の持続可能性を高める方法や最先端の製造工程に関し、共同研究に向けた専門家チームの立ち上げを検討する方針を示した。
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