東北電力は15日、再稼働した女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機で発電と送電を始めた。東日本大震災から約13年ぶりに被災地に立地する原発の電気が家庭や企業に届いた。発電再開は当初、3日の予定だったが、機器トラブルで延期していた。徐々に出力を上げる調整運転を経て、12月ごろに営業運転を始める。

 樋口康二郎社長は「さらなる安全性の向上に向けた取り組みを進める」とのコメントを発表した。

 2号機は出力82万5千キロワットで、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。10月29日に被災地の原発として初めて再稼働した。

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