グーグルのグループ会社で、ロンドンに本社のある「DeepMind」社のCEOで、ことしのノーベル化学賞に選ばれたデミス・ハサビス氏は21日、東京 千代田区の日本棋院を訪問しました。

ハサビス氏は、AIを使った囲碁ソフト「AlphaGo」を開発し、2016年に当時、世界最強と言われていた韓国の棋士に勝利して世界を驚かせたことでも知られています。

自身も囲碁をたしなむハサビス氏は、井山裕太三冠と記念の対局に臨みました。

そのあと、囲碁界に貢献したとして日本棋院から最高位の九段の免状がハサビス氏に贈られました。

ハサビス氏は「『AlphaGo』で大成功をおさめられたことが、AIの近代化と、全世界に対してその潜在能力を示すことにつながったと思うので、囲碁を打つすべての人に感謝を伝えたい」とあいさつしました。

さらに、一力遼四冠との対談に臨み「なぜ囲碁に興味をもち、『AlphaGo』を開発したのですか」と問われると、ハサビス氏は「大学生のころに囲碁を覚え魅了されたからです。幼いころからやっていたチェスよりも囲碁のほうが複雑でかつ固有の美しさがあるゲームだと感じました」と話していました。

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