山形県は県北西部の遊佐町沖と酒田市沖で事業化に向けた動きが進む洋上風力発電について、県内経済への波及効果が最大1779億円になると試算した。就業見込み者数も最多で1万2474人としている。調査は監査法人トーマツに委託した。
遊佐町沖は風車30基で450メガワット、酒田市沖が28基で504メガワットの総出力を設定。設計・調査から撤去までを約30年とし、一部を県内企業が請け負うと想定した。1779億円の内訳は遊佐町沖が745億円、酒田市沖が832億円。巨大風車を組み立てて積み出す拠点の「基地港湾」に指定された酒田港整備は202億円としている。
洋上風力発電の利用拡大をめざす国の再エネ海域利用法に基づき、遊佐町沖は「促進区域」、酒田市沖は「有望な区域」になっている。
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