日本原子力研究開発機構は25日、茨城県東海村にある原子力科学研究所の研究用原子炉「JRR―3」が、運転中に緊急停止したと発表した。周辺の放射線量を測るモニタリングポストの値から、作業員や環境への影響はないという。

 機構によると、同日午前11時に原子炉を起動。規定の出力(2万キロワット)で運転中、午後3時10分ごろ中性子の量を示す値が基準を超えたことを示す信号により、自動停止した。原因は調査中という。JRR―3では、2022年に誤信号による緊急停止が発生していた。(宮廻潤子)

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