キヤノンは27日、米ペンシルベニア大学と次世代のコンピューター断層撮影装置(CT)について共同研究を始めたと発表した。解像度が高い医療画像を撮影できる次世代CTを、胸部や心臓、筋骨格などの画像診断でどう活用できるかを研究する。
次世代CTは「フォトンカウンティングCT」で、従来型より高精度に撮影でき、診断精度の向上につながる。短時間で撮影ができるため、被曝(ひばく)量を従来よりも減らすことができる。
キヤノンは2021年に買収したカナダ企業の技術を生かし、フォトンカウンティングCTの実用化を目指している。日本国内やオランダの大学などとも共同研究をしている。
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