原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れの可否を検討している佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長に対し、調査に反対する市民団体は2日、全国に呼びかけ集めた1万582人分の署名を提出した。
団体は「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」など。4月27日~5月2日にインターネットなどで「原発(が立地する)地元住民に核のごみの負担まで押し付けるのは理不尽」と訴えた。
町の担当者に署名を手渡した団体の代表石丸初美さん(72)は「核のごみは玄海町だけの問題ではない。1万人の声を重く受け止めて軽々な判断をしないでほしい」と強調した。
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