【釜山共同】プラスチックごみによる汚染を防ぐための国際条約作りを進める政府間交渉委員会が、韓国で開催中の最終会合での条約案合意を断念し、次回会合への先送りを検討していることが1日、交渉関係者への取材で分かった。
最大の焦点となっているプラスチックの生産規制を巡り、厳しい規制を求める欧州連合(EU)側と、プラスチックの原料となる石油を産出する中東諸国側との間の溝が埋まらないことが背景にあるとみられる。
生産規制を巡り、パナマやEU、島しょ国など100カ国以上が、条約発効後に開く第1回の締約国会議での国際的な削減目標の採択を提案。中東諸国側は「(条約は)廃棄物対策に絞るべきだ」と反対している。
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