OISTは磁石の上で浮遊する素材を開発した=OIST提供

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究グループは外部電力がなくても振動し続ける新素材を開発した。磁石の力で浮遊し、真空中であれば振動が持続する。潜水艦などで位置や速度を測るセンサーなどへの応用が期待できるという。

新素材は磁石に反発する性質のあるグラファイトの結晶粉末の周囲に、シリカを付けた構造をしている。シリカによって電気の影響を受けない絶縁体となり、振動がより長く続くようになった。真空中では磁石の上で浮遊して約3時間振動が続いた。絶対零度付近まで冷却すると、精度の高いセンサーになるという。

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