三菱重工は千代田化工と協業し拡大が見込まれる国内CCUS市場を開拓する

三菱重工業は7日、千代田化工建設と二酸化炭素(CO2)の回収技術に関する協業契約を結んだと発表した。千代田化工は三菱重工が関西電力と共同開発した独自のCO2回収技術を使い、国内のCO2回収プロジェクトの入札などに参加できるようになる。受注が決まった場合、三菱重工が技術のライセンスを供与することを想定している。

4月に契約を結んだ。ライセンス料などは開示していない。三菱重工は自社でCO2回収プラントの設計から調達、建設まで手掛けるほか、他社とも組んでCO2回収・利用・貯留(CCUS)の事業拡大を進めている。2023年にはイタリアのエンジニアリング大手サイペム社とも同様の契約を結んでおり国内では千代田化工が初となる。

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