原子力規制委員会は8日、2023年に実施した第2種放射線取扱主任者試験で出題ミスがあり、4人を追加合格としたと発表した。選択肢を選ぶ問題で正解がなく、全員を正解とした。

 規制委や試験機関の原子力安全技術センターによると、試験は昨年8月に実施。1621人が受験し209人が合格したが、化学の問題で正解の選択肢がなかった。問題の作成者が選択肢の一部を変更した際、数値を誤った。

 今年3月、外部からセンターにメールで指摘があり発覚した。今後は問題を複数人でチェックするとしている。規制委はセンターを立ち入り検査する方針。

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