愛子さまは、11日午後6時すぎ、紫式部の『源氏物語』やその注釈書など平安文学に関する資料を集めた特別展が開かれている東京・千代田区の国立公文書館に到着されました。
お一人で公務に臨まれたのは初めてです。
大学時代、文学部の日本語日本文学科で古典を通じて日本文学への関心を深めた愛子さまは、江戸時代に書かれた希少な注釈書を見ながら、「江戸時代は源氏物語の写本が充実していて」などと話されていました。
この展示会は、神や仏のお告げなどとされていたという「夢」をテーマにしていて、説明役を務めた調査員によりますと、愛子さまは、見た夢の意味がわからず恐ろしくなった時に他の人に分析してもらい安心していた様子を記した清少納言の『枕草子』の一節を見て、「夢占いは現代でもありますね」と述べられたということです。
そして、会場をあとにする際、「夢を通して平安貴族の心のあり方に触れることができました」と話されたということです。
この特別展「夢みる光源氏‐公文書館で平安文学ナナメ読み!‐」は、12日まで開かれています。
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