この催しはニューヨークの日本総領事館などが2022年から毎年開いていて、11日は、現地に住む日本人のグループなどおよそ100の団体が参加しました。
参加者たちは日本各地の伝統の祭りの踊りや和太鼓の演奏など、さまざまな日本文化を紹介しながらニューヨークのマンハッタン中心部の大通りを練り歩きました。
ことしは、人気漫画「鬼滅の刃」を題材にした舞台の出演者たちも参加し、パレードを盛り上げていました。
また、車いすテニスで四大大会とパラリンピックを制覇し、国民栄誉賞を受賞した国枝慎吾さんも招かれ、手を振りながら大通りをパレードしました。
国枝さんは「たくさんの日本の方やニューヨークの方に囲まれ、声をかけてもらい、とてもうれしかった」と話していました。
沿道には、パレードを見ようと大勢の人が集まり、浴衣を着て訪れた女の子は「私にとってはすべてがエキサイティングで、まるでタイムスリップしたかのような気持ちです」と話していました。
ニューヨーク日本総領事館の森美樹夫 総領事は「訪れる人のすそ野が広がり、より幅広いアメリカの方々に楽しんでもらえる行事になったのではないか。今後も末永く続くよう努力していきたい」と話していました。
“2024年に行くべき52か所” 山口市も参加
ことしのパレードには、アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」の「2024年に行くべき52か所」に選ばれた山口市も参加しました。
参加したのは、山口市の伊藤市長のほか山口祇園囃子保存会のメンバーたちで、山口市の人気の観光地や地元の祭りの様子などが描かれた山車に乗り込みました。
そして保存会のメンバーがお囃子を披露しながらマンハッタンの大通りをパレードし、山口市の魅力をPRしていました。
パレードを終えたあと伊藤市長は「観衆の皆さんの反応がとてもよく、山口のちょうちんまつりや祇園祭をしっかりアピールできたと思う。山口市を訪れて、西の京と言われる歴史と伝統文化、それに自然がマッチしたところを楽しんでもらいたい」と話していました。
山口祇園囃子保存会の真庭宗雄 代表は「感激しました。お囃子を山口から持ってきて実際に聞いてもらえたのが本当にうれしかったです。この山口の祇園囃子を続けてきてよかったですし、これからもやっていかなければと思っています」と話していました。
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