2024年秋、アルファード&ヴェルファイアが一部改良とともに、エグゼクティブラウンジのさらに上のグレードの「スペーシャスラウンジ」、そしてPHEVも設定される。最廉価グレードのXグレードと合わせて、アルファード&ヴェルファイアのラインナップが完成することになる。さっそく、ディーラーから得た情報をもとに紹介していこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ
■アルファードHEVとヴェルファイアPHEVにスペーシャスラウンジ新設定!
いまだ受注台数をさばき切れず受注停止中のアルファード&ヴェルファイア。すでに発売から1年が経ち、ディーラーにはアルファード&ヴェルファイアの一部改良と、モデル追加の情報が入ってきている。
別項で最廉価グレードのXグレードを紹介しているので、ここではスペーシャスラウンジとPHEVの追加についての新情報をお伝えしていこう。
まずはエグゼクティブラウンジの上のグレードとして設定される4人乗りのスペーシャスラウンジだ。スぺーシャスラウンジは、座り心地を追求した専用リアシート、7人乗り仕様に比べ約500mm広いリアシート、ヘッドレストにはスピーカーを内蔵。鞄が置けるフロアトレイや冷蔵庫も設置され、車内で執務やWeb会議も快適にできるテーブルや各部に電源を装備。
ラゲッジには専用のハンガーカバーも装備し、着替えが可能。極めつけは専用絨毯を装備し、ホテルのスイートルームのような高級感溢れる空間を演出している。
注目の価格はレクサスLMの4人乗りが2000万円、6人乗りが1500万円だが、アルファードのスペーシャスラウンジ(2.5LHEV)が1200万~1300万円、ヴェルファイアスペーシャスラウンジ(後述)のPHEVが1500万円あたりになると予想。
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■RAV4やハリアーと同じPHEVがヴェルファイアに新設定
実はすでに2023年9月の新型センチュリー(SUV)の発表会で、しれっとヴェルファイアPHEVが展示されていた。ボディカラーはダークグレーメタリック系のプレシャスメタルで、リアゲートにはPHEVのロゴが付いていた。
注目のPHEVシステムは、RAV4とハリアーのPHEVと同じもので、エンジンとモーターでフロントを駆動し、モーターのみで駆動する電気式4WDのE-FOUR。
2.5Lのダイナミックフォースエンジンの出力は、177ps/219Nm、モーターは182ps/270Nm、リアは54ps/121Nmを発生し、システム最大出力は306psとなる。
その後、2023年10月に開催されたジャパンモビリティショーに出展された、ヴェルファイアスぺーシャスラウンジコンセプト。実はこのモデルのパワートレーンはPHEVを搭載していた。
PHEVはヴェルファイアの4人乗りスぺーシャスラウンジだけでなく、6人乗りのエグゼクティブラウンジにも設定される。ヴェルファイアPHEVエグゼクティブラウンジが1100万円、ヴェルファイアPHEVスペーシャスラウンジが1500万円と予想。
おそらくお盆明けあたりから8月末にかけて、アルファード&ヴェルファイアの先行受注についての案内がユーザーに向けて発信される可能性が高いので、欲しい人は早めに動いたほうがいいだろう。
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