日産自動車は2009年に休部して以来、14年ぶりに本社硬式野球部を復活させ、新しいユニフォームを公開した。本社硬式野球部のユニフォームは、日産のコーポレートカラーであり、活動の拠点となる横須賀市の市章にも使われているブルーを基調としている。2025年シーズン、社会人対抗野球の台風の目となるか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、日産自動車
■1959年に硬式野球部を創部し、2009年から休部、そして2025年シーズンから復活
日産自動車硬式野球部は1959年の創部から都市対抗野球での2度の優勝(1984年、1998年)や2003年の日本選手権での優勝を誇る日産自動車本社硬式野球部が、2009年からの休部期間を経て2025年シーズンから復活することになった。
復活にあたり、日産グローバル本社にて、新ユニフォームを公開した。
伊藤祐樹新監督は、「2023年に活動再開を発表してからは、グランドなどの練習場所、クラブハウスをはじめ、予算の確保など地道な準備を続けてきましたが、今回の新ユニフォーム発表は、こうした活動が表に出た形となるのでとても嬉しいです」。
これまでのユニフォームは赤を基調とするデザインだったが、日産のコーポレートカラーや横須賀市の市章がブルー、そして都市対抗野球と日本選手権に優勝した時のユニフォームも青だったこともあり、青基調に決まったという。
クルマ好き、日産車好きならピンとくるかもしれないが。ユニフォームの胸にある鳥は、バットを掴んで飛翔する「ブルーバード(青い鳥)」。
1959年8月に発売された初代ブルーバードに由来しており、青い鳥の下にある2つの赤い星は、日産自動車硬式野球部による2度の都市対抗制覇を意味している。ユニフォームは2つあるが、白い地がホームゲーム用、青い地がビジター用という。
伊藤祐樹新監督に2025年シーズンの目標について聞くと「初年度から都市対抗野球大会出場を狙っていきます。第一代表を狙っていきます」と力強い言葉で語ってくれた。
四之宮洋介コーチは「神奈川県は7月30日に優勝した三菱重工East硬式野球部のほか、ENEOS野球部、東芝野球部があり、2025年シーズンから私たちのチームが加わるので神奈川県は4チームとなります。今シーズン優勝した三菱重工Eastチームは来年はシードを得て都市対抗野球大会に出場できます。
神奈川県は4チームのなかから3チームで戦っていくことになりますが、各チームの試合を見る限り、西関東を勝ち抜いていくことの難しさは感じています。そこへ立ち向かっていくワクワク感を感じています」。
■都市対抗野球大会の出場目指して奮起を目指す
日産自動車本社硬式野球部の選手22人の内、20人は内定していて全員が来年大学卒業予定者で、あと1~2人の経験者の採用を考えているという。伊藤祐樹監督は「内定している選手にユニフォームを見せたらカッコいいと喜んでくれました。背番号はまだ決まっていませんが、希望を聞いたら1番が5人もいました(笑)」。
現在、来春には横須賀市内に予定している新グラウンド、室内練習場、クラブハウスなどが完成予定。新ユニフォームは2025年1月あたりに選手に渡すそうだ。
ぜひこのユニフォームを見たいという方は8月3日(土)、横浜ベイスターズvs阪神タイガース戦の始球式で、伊藤祐樹監督が日産リーフに乗って新ユニフォームを着て始球式に出るそうなのでぜひ見てほしい。
新生日産自動車硬式野球部の都市対抗野球大会出場できるよう、地元のファンだけでなく、日本全国日産ファンのみなさま、応援しようじゃありませんか!
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