家族に介護が必要になったとき、福祉車両は役立つ存在。とはいえ一部の福祉車両は人気で、納車まで待たされることも。そんな状況を救ってくれるのがトヨタのターンチルトシート。なんと今乗っているヤリスやアクアに後付けできるのだ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車

■シエンタやアクア、ヤリスに後付けできる!

トヨタのターンチルトシート(助手席用)

 突然、家族に介護が必要になったとき、欲しくなるのが福祉車両だ。とはいえクルマを買い替えるには大きな出費を伴うし、買えたとしても長い納期を待たされることもある。

 そんな時、一部のトヨタ車オーナーにオススメしたいのが、運転席あるいは助手席に装着できるターンチルトシートだ。

 ターンチルトシートとは、乗り降りしやすいように回転させられるシートのこと。さらに回転後はシートが前のめりに傾けられるので、腰を痛めていたり脚力の弱っている人がシートへの乗り降りする際の「どっこいしょ」という負担を軽減してくれるのだ。

 実はトヨタの場合、シエンタ(先代含む)、アクア(先代含む)、ヤリス、先代プリウス(PHV含む)には、このターンチルトシートが後付けできる。「後席でなくてもいいから乗り降りの負担を軽くしてあげたい」というケースならば検討してみてはいかがだろうか。

 トヨタの後付けターンチルトシートの希望小売価格は14万9600円(税込/取り付け費別)。場合よってはシエンタやアクアの中古車を購入し、後付けするということもできそうだ。

 なおトヨタでは、ターンチルトシートのほかにもラゲッジスペースに設置する「車いす収納装置」も後付け対応している。こちらはシエンタ、ヤリス、アクア、先代プリウスのほか、ルーミー/タンクにも装着できる。

 これらの装置の取り付けや使用にあたっては留意事項もあるため、まずはトヨタディーラーに相談してみるといいだろう。

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