レクサスが誇るフラッグシップミニバン「LM」に、待望の6人乗りが加わった。今までは超豪華な4人乗りだけだったけど、やはりミニバンならば6人乗りは欲しいところ。はたしてどんなデキなのだろう?
文:ベストカーWeb編集部/写真:レクサス
■アルヴェルの上を行く圧倒的なゴージャスさ
レクサスの誇るラグジュアリーミニバン「LM」。ミニバンの広大な空間を贅沢にも4人で使い、48インチという巨大なディスプレイを搭載したリアシートエンタテインメントシステムは大きな話題となった。
とはいえそこはミニバンだけに、多人数乗車という選択肢は欲しいところ。レクサスもそれは承知していたようで、待望の6人乗り仕様が追加された。
追加されたモデルは「LM500h “version L”」という。従来の4人乗りは「LM500h “EXECUTIVE”」という呼称だったから、パワートレイン系(2.4リッターターボハイブリッド)は共通であることが分かる。外観上も相違点はほとんどなく、両モデルの違いはインテリアに集約されるようだ。
そのインテリアだが、アルファード/ヴェルファイアの6人乗り仕様「エグゼクティブラウンジ」との共通性を感じさせるもののそこはレクサス。素材やディテールの凝り方で圧倒的なラグジュアリー感を生み出している。
LMの象徴ともいえた前後パーティションや48インチディスプレイこそ備わらないが、2列目シートの居心地の良さは特上クラス。乗員に最適な車内環境の実現をサポートする「リヤクライメイトコンシェルジュ」や木目調のオーバーヘッドコンソールも、4人乗りのEXECUTIVEと共通だ。
ちなみに車重はEXECUTIVEよりも20kgだけ軽い。
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■価格はEXECUTIVEの500万円安だが
インテリアカラーもEXECUTIVEと同様、「ソリスホワイト」と「ブラック」が選べる。特に前者は差し色にカッパー(銅色)をあしらっており、華やかさと心地よさが両立するしつらえとなっている。
いっぽうシートアレンジや各部の使い勝手については、アルファード/ヴェルファイアのノウハウを継承している。
リアシートの乗員向けに容量のあるユーティリティボックスやアクセサリーコンセントが備わるし、2列目シートを後ろよりにスライドさせていても跳ね上げられる3列シートなども工夫いっぱいだ。
そんなLM500h “version L”の価格は1500万円。EXECUTIVEの2000万円に比べれば2割以上安いが、それでも溜息の出る価格には違いない。一度は贅沢な室内に座ってみたいものだ。
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