6月に入り、雨の季節が近づく一方で、夏を彩る花は順調に成長している。秋田県美郷町で「ラベンダーまつり」が始まるのを前に3日、民間企業の社員などがボランティアで花を手入れした。
美郷町のラベンダー園には、約2ヘクタールの畑に7種類・2万株のラベンダーが植えられている。
ラベンダー園の売りは、町のオリジナル品種「美郷雪華」。今はつぼみだが、白くかれんな花を咲かせ、紫色の品種と並ぶと、色のコントラストを楽しむことができる人気のスポットだ。
3日は、町と協定を結んでいる日本航空の客室乗務員など7人が園を訪れた。
青々と伸びたラベンダーの根元をよく見ると、枯れた部分が。
訪れた社員たちは、枯れた部分を切り落とす作業を進める。ラベンダーが美しく咲き、多くの人が花を楽しめるよう、心を込めて丁寧に作業していた。
参加した客室乗務員は「集中できて楽しい。ラベンダーがほのかに香るので幸せ」「自然がすごくきれいで、空気も澄んでいて旅行などで来たい」と話していた。
「ラベンダーまつり」は6月8日に始まり、花は6月中旬に見頃を迎える見込み。
また日本航空は、まつりの開幕と同時に、羽田空港や伊丹空港などに町のラベンダーの鉢植えを設置することにしている。
日本航空秋田支店・橋本茂男支店長:
「全国で乗り継ぎで空港を利用する客やインバウンドの方が秋田を訪れる際に、美郷町の美郷雪華を見てもらって、町に来てもらうきっかけになればと思う」
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