2024年上半期の人気コスメが発表されました。

コスメと美容の総合サイト「@cosme」が発表した2024年上半期の人気コスメの新商品は、トップ10のうち9つが国産であるほか、4つが中価格帯ブランド、いわゆる“ミドルコスメ”でした。

@cosmeでは、“ミドルコスメ”というワードを用いたサイトへの口コミ投稿が、2023年と比べ3.6倍となっていて、「新たなコスメジャンルとして確立していくかもしれない」と分析しています。

@cosmeのリサーチプランナー・西原羽衣子さんは、「今は中価格帯コスメという呼び名がないので、おすすめするにもしにくい環境がある。ミドルコスメというワードが、今後どんどん普及していってほしい」と話しました。

改めて上半期トップ10の商品を見ると、特徴として“ミドルコスメ”であることと、9つの商品が国産ブランドとなっていました。

ユーザー調査でも、「国産ブランドに興味がある」と回答した人は59.4%で、韓国や欧州ブランドのものよりも、国産ブランドに興味のある人の方が多い結果に。

その理由、について、背景には、円安と物価高で外資系の高級ブランドが値上がりしていて、国産志向の方が増えたのではないか、と分析されています。

では、下半期は何がはやるのでしょうか。

トレンドワードは、「おくち美活動」「旅備コスメ」「コンシーラー七変化」「成分フリーpick」そして、「バリュパ消費」の5つ。

まず、「おくち美活動」。
これはオーラルケアに関心が高まる中で、口臭だけでなく口元の美しさ、口元の美容にもこだわる傾向があるということです。

そして「旅備コスメ」は、旅行に備えるだけではなく、災害などにも備えてコンパクトサイズだったり多機能コスメの購入者が増えているというところ。

続いて、「コンシーラー七変化」。
シミやくすみ、クマを消すためのコンシーラーを多様化する、涙袋だったり陰影をつけたり、他の用途にも使うようになってきているという特徴があります。

「成分フリーpick」は、「何かが入っている」ではなく、あえて「何かが入っていないもの」を選ぶ、「○○フリー」なものを選ぶということ。

そして最後の「バリュパ消費」は、「コスパ」や「タイパ」という言葉にある意味、逆行しているもの。
手間やコストがかかっても価値、バリューがあるものには投資を惜しまなくなるという傾向があるということです。

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