ガードナー国際賞受賞の喜びを笑顔で語る遠藤章・東京農工大特別栄誉教授=東京都小金井市で2017年3月30日午後1時50分ごろ、阿部周一撮影

 東京農工大特別栄誉教授の遠藤章(えんどう・あきら)さんが5日、死去した。90歳。葬儀は近親者で営んだ。お別れの会を後日開く。

 東北大卒業後、製薬会社「三共」(現・第一三共)の研究者時代にコレステロールの合成を妨げる「スタチン」を発見。脂質異常症(高脂血症)薬の開発につながった。2008年にラスカー賞を、17年にガードナー国際賞を受賞した。11年度の文化功労者に選ばれた。12年、日本人で初めて「全米発明家殿堂」入りを果たした。

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