北海道観光振興機構から北海道観光機構に名称変更し、小金澤健司会長は再任となった(24日、札幌市)

北海道観光機構は24日、道内の総観光消費額を2030年度に3兆円に引き上げる目標を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が少なかった19年度に比べ2倍の水準となる。体験型観光などで新しい需要創出やリピーター獲得を進め、観光客数を増やし消費単価も引き上げる。

特にインバウンド(訪日外国人)を伸ばす。観光入り込み客数は19年度比2倍の500万人、1人あたりの消費額は8割増の25万円まで上げる。総観光消費額は2.9倍の1兆2500億円に増やす。政府は「観光立国推進基本計画」で25年に訪日客単価を19年比約25%増の20万円に上げる目標を掲げている。

札幌市内のホテルで開いた通常総会で議決した。小金澤健司会長は再任となった。また名称を「北海道観光振興機構」から「北海道観光機構」に変更した。

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