ポスト岸田として名前が挙がる石破茂元幹事長が報道陣の取材に応じ、自民党総裁選挙出馬への意欲をにじませました。
■「総裁選出馬」に石破氏笑顔 出馬か
札幌市で開かれた自民党議員のパーティーに招かれた石破元幹事長。主催者側からの紹介では…。
主催者
「本日、石破先生が総裁選への出馬の意向が公表されました。まさに記念日でございます」
総裁選出馬の話に、石破氏はまんざらでもないような表情。
自民党 石破茂元幹事長
「けさの5時からですね、もう色んなメールやら電話やらで『おまえ総裁選に出るんだって?』みたいな。恐れ入ります。私はまだそんなこと言っていません」
総裁選に出馬するとは“言っていない”と話した石破氏。その後、いつまでに決めるのか問われると「いつが一番いい時期か熟考することが必要だ」と述べました。
石破氏の総裁選出馬を後押しする動きも。先月14日、小泉純一郎元総理や山崎拓元自民党副総裁らに会食に招かれた石破氏。その場で小泉氏から総裁選に出馬するよう諭されたといいます。
白鴎大学
後藤謙次名誉教授
「小泉元総理にこう言われたんですね。『今年の秋の総裁選挙に進次郎元環境大臣は立候補しない。だからあなたはしっかりやりなさい』と言われた」
後藤氏によりますと、小泉氏が石破氏の出馬を勧めたということは、息子の進次郎氏が石破氏の応援に回る可能性が高いといいます。
後藤名誉教授
「国民の支持率で言えば、1位の石破、2位の小泉進次郎という“1位2位連合”ができる」
■電気代補助1600円 10月は補助減少
一方、総裁選再選をにらむ岸田総理は先週、8月から3カ月分の電気代・ガス代の補助再開を突然表明。
岸田総理
「“酷暑乗り切り緊急支援”として電気ガス料金補助を行います」
各省庁が対応に追われるなか、28日齋藤健経産大臣は、具体的な光熱費の負担軽減策を発表しました。
齋藤経産大臣
「この夏の酷暑を乗り切るという観点から、8月と9月の負担軽減を特に重点化をいたしまして」
電気料金の補助について、8月分・9月分は、標準世帯で月1600円。10月分は補助を減らし、標準世帯で月1000円補助するということです。
ガス料金は8月分・9月分は標準世帯で月525円ほどの減額。10月分は月300円の減額になるとしています。
先月末で終了した電気料金の補助は、標準家庭で月に1400円ほどでした。8月から始まる3カ月分の平均は、それと同程度の負担軽減額となります。
(「グッド!モーニング」2024年6月29日放送分より)
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