今、旬の夏野菜が巨大化?
一体何が起きているのでしょうか。
取材班が訪れたのは、千葉・松戸市の農園です。
たわわに実った大きなナス。
通常は15cmほどの大きさですが、2024年は20cm近くまで育っていました。
さらに、ピーマンも通常の2倍ほどの大きさに。
なぜ、夏野菜が巨大化しているのでしょうか。
とばり農園・戸張恭隆さん「天気がばっちりナスに合った。環境がいい状態で育っているので、大きくてもおいしい」
猛暑と雨が入れ替わるようにやってくる2024年の梅雨が畑の土を適度に湿らせたため、夏野菜がぐんぐんと成長したというのです。
東京都内のスーパーでは、文字通り“ビッグチャンス”が到来していました。
好条件によって出荷量が増えた多くの夏野菜は、平年に比べて3割ほど安く売られていました。
訪れた買い物客かからは、「安すぎ」「助かります」「4品買ったら1000円になるのが、(安いおかげで)6品買える」と、喜びの声が。
一方で、悲鳴を上げている農家も…。
畑に実っていたのは、肉厚で甘さが魅力の“ジャンボピーマン”。
しかし、問題は“採れすぎ”だといいます。
ベジLIFE!!・香取岳彦代表「一気に採れすぎると販売しきるのが難しいので、最後は残ってしまうという問題がある」
好条件によって夏野菜が採れすぎてしまったために、売る相手が見つからず、出荷ができない事態に陥っていたのです。
出荷場には、ナスや万願寺とうがらしなど、1日前に袋詰めした夏野菜が山積みとなっていました。
余った野菜は地元の子ども食堂に無料で提供しているといいます。
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