完成したのは、「閻魔」と名付けられた立佞武多で、地獄の王とされる「閻魔大王」がモチーフになっています。
11日は、市内にある観光施設「立佞武多の館」の展示室で仕上げの組み立てが行われました。
作業には制作者のねぷた表現師「忠汰」さんや、地元の建設業者などおよそ20人があたり、閻魔大王の真っ赤な顔の部分をクレーンでつり上げたあと、これまでに組み立てた胴体の部分に慎重に取り付けていきました。
そして最後に頭の部分に冠のパーツが取り付けられ、閻魔大王が亡者の生前の行いを鏡に映し、裁きを下そうとする迫力ある場面を表現した高さ23メートル重さ19トンの立佞武多が完成しました。
制作者の「忠汰」さんは「ようやく完成してほっとしています。この閻魔は正面はもちろん、背面もかなりこだわっているので、立佞武多の大迫力を観光客に見てもらいたい」と話していました。
完成した立佞武多の「閻魔」は、来月4日から5日間の日程で行われる「五所川原立佞武多」でお披露目されます。
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