去年12月、宮城県名取市で中学生がいじめを訴えて自殺を図った問題で、生徒の保護者が市の調査は適正に行われていないとして、再調査を申し入れました。

申し入れ書によりますと、去年12月、名取市の当時中学3年の男子生徒がいじめを訴えて自殺を図りました。男子生徒は大けがをしましたが一命を取り留めました。
保護者によりますと、男子生徒は複数の同級生から「死ね」「くさい」などと言われたり、わざと避けたりされたということです。

名取市教育委員会では男子生徒が自殺を図ったことを受け、いじめの疑いがあるとして調査をしましたが、申し入れ書では男子生徒本人などへの聞き取りもされておらず、調査が公平に行われていないとして再調査を求めています。

男子生徒の保護者
「いじめがある中で勉強したくない。担任と1対1のクラスで勉強したい。それが叶わなかった」

名取市教育委員会は「申し入れ書が届き次第、対応を検討したい」としています。

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