県内で牛や豚など約30万頭が犠牲となった口蹄疫の発生から3月20日で14年です。
韓国で感染が急拡大するアフリカ豚熱など、家畜伝染病の発生に備え、県による防疫演習が行われました。

演習は、アフリカ豚熱が都城市の養豚場で発生したとの想定で行われ、県の防疫担当者などおよそ110人が参加しました。

アフリカ豚熱は、豚やイノシシが感染する病気で、有効なワクチンや治療法がなく、致死率の高い伝染病です。

演習では県庁と都城市の対策本部などをリモートで結び、移動・搬出制限区域の設定や発生農場での殺処分など初動防疫の手順を確認しました。

(坂元和樹課長)
「家畜防疫は継続して高いレベルで実施しないといけない」
「(アフリカ豚熱は)口蹄疫と同じか、それ以上に危機感をもって対応する必要があると思います」

去年12月以降、韓国・釜山では日本への航路があるフェリーターミナル周辺で、アフリカ豚熱に感染した野生のイノシシが24例確認されています。

ウイルスの侵入リスクが高まっている中、県は農場での石灰の散布や進入車両の消毒など、防疫の徹底を呼びかけています。

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