交通事故や病気による脳の損傷で生じる高次脳機能障害の患者の支援について、家族会と県による意見交換会が開かれました。
意見交換会は患者と家族会、それに県や県議会議員が出席して18日に行われました。高次脳機能障害は事故や病気によって、脳に損傷を受けた後遺症で記憶力や注意力が低下します。障害は広く知られておらず、県内の支援体制は十分ではありません。
(家族会 二見一明 副会長)
「誰に相談すれば適切なアドバイスを頂けるのか」
家族会の飛田洋会長は知事あての要望書を手渡し、確実に診断できる医療体制の確立、課題解決に向けた予算と専門人材の確保など、細やかな支援を求めました。
(宮崎県障がい福祉課 牧浩一課長)
「当事者の皆様が日頃から随分と悩んで苦労していることを強く痛感して、支援をどのように進めていくのか、その質を上げていくことを進めていきたい」
(みやざき高次脳機能障がい家族会 あかり 飛田洋会長)
「(高次脳機能障害は)見えない障害です」
「専門機関のバックアップが欠かせないと思う」
「(患者が)一日も早く希望感じて生きられるようになったらありがたいと思う」
県が去年行った実態調査では、相談窓口の整備など支援体制の課題が浮き彫りになっているということで、医療、福祉、患者などで構成される来月の支援連絡会議で結果が報告されます。
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