気仙沼市内の商業施設で販売されていたユウガオ(別名:かんぴょう)を食べた男女3人が腹痛や下痢などの症状を訴えたことが分かりました。宮城県は食中毒と断定し、ユウガオを食べて苦みを感じた場合は廃棄するよう呼びかけています。

宮城県によりますと、7月22日にイオン気仙沼店で販売されていたユウガオ(別名:かんぴょう)を自宅で炒め物にして食べた男女3人が腹痛や下痢などの症状を訴えました。その後、医療機関を受診したところ、ユウガオに含まれる毒物による食中毒の症状と似ていたことから、県は24日、ユウガオによる食中毒と断定しました。
ユウガオの種子や未熟な果実にはククルビタミン類という苦味成分が含まれていて、過剰に摂取することで食中毒を引き起こし、腹痛や下痢、吐き気などの症状が出るということです。
県内でククルビタミン類による食中毒が発生したのは1976年の統計開始以来、初めてです。県はユウガオを食べて苦味を感じた場合は食べずに廃棄するよう呼びかけています。

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