岩手県内は7月26日未明にかけてまとまった雨が降り、一晩で100ミリ以上の雨が降った所もありました。
このあと26日の夜遅くにかけて大雨となる見込みで、気象台では土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。

また一関市では線路わきの斜面が約10メートルにわたり崩れ落ち、大船渡線全線で運転を見合わせています。

井上智晶アナウンサー
「盛岡市を流れる北上川は遊歩道が浸水するほど増水していて、それだけ雨が多く降ったことが分かります」

梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、県内は26日未明まで各地でまとまった雨が降りました。

26日朝にかけて降った12時間降水量は、最大で滝沢で117.0ミリ、盛岡市薮川で110.5ミリなど、一晩で100ミリを超えたところもありました。(午後3時時点)

さらに26日までの72時間で見ると、最大で一関市祭畤で194.5ミリ、金ケ崎で167.0ミリと7月の観測史上最大を記録しました。(午後5時時点)

この大雨の影響で一関市のJR大船渡線真滝駅の近くでは、線路わきの斜面が約10メートルにわたって崩れ落ちました。
大船渡線全線で運転を見合わせていて、再開のめどは立っていません。

また盛岡市の北上川が増水していることを受け、28日に予定されていたゴムボート川下り大会は危険と判断され、中止が発表されました。

27日の午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で内陸で100ミリ、沿岸で80ミリとなっています。(~27日 午後6時・多い所で)

盛岡地方気象台では岩手町に大雨・洪水警報、盛岡市と岩泉町に大雨警報を出して、土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼びかけています。

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