来月下旬に行われる予定の自民党総裁選挙について岸田総理大臣は真剣勝負で政策論争をすべきだとして「開かれた総裁選挙が望ましい」との認識を示しました。

岸田総理大臣
「開かれた総裁選挙が望ましい、これは当然のことであると思っております。そして私自身がどうするかということでありますが、いま経済、外交をはじめ先送りできない課題について結果を出すべくいま全力で取り組んでおります」

 岸田総理は、政策を実現するには「政治の信頼が基本だ」と述べて、総裁選で「自民党の刷新に向けて議論を深めていかねばならない」と強調しました。

 また、外交や経済、社会などのテーマで「骨太の政策が真剣勝負で論じられるべき大変重要な総裁選挙だ」と述べました。

 岸田総理は「原爆の日」を迎えた広島を訪れました。

 被爆者との面会では、来月下旬にアメリカで開かれる国連総会の場でプルトニウムなど核兵器の原料となる物質の生産を禁止する条約の実現に向けた首脳会合を初めて開く方針を明らかにしました。

 「核兵器のない世界」に向けた足がかりとしたい考えです。

 ただ、国連総会は総裁選の時期と重なり岸田総理自身が出席するのかは不透明な情勢です。

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