2025年春から導入される東武鉄道の80000系のイメージ=東武鉄道提供

 東武鉄道(東京都墨田区)は、野田線(アーバンパークライン、船橋―大宮駅間約62・7キロ)に2025年春以降、新型車両80000系(5両編成)を導入すると発表した。最新機器の搭載や、これまでの6両から1両減らすことで、省エネと二酸化炭素(CO2)削減を図るとともに、子育て世代が快適に利用できるスペースも設ける。

80000系に設置される「たのしーと」のイメージ=東武鉄道提供

 同社によると、新機器の搭載により、消費電力は現行の60000系と同程度で、8000系と比べると40%以上の削減を実現。省エネ性能と低騒音性で、環境負荷の低減を図るという。また、子ども部屋をイメージした内装でベビーカーの隣に保護者らが座れる「たのしーと」を、1編成に2カ所設ける。

 同線では、新型コロナウイルスの流行前の乗客数に戻らず、省エネ・効率化を推進するため、22年に車両編成を1編成あたり6両から5両に変更する方針を発表。現行6両編成の60000系は今後、5両編成に改造される。【石塚孝志】

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