稚魚の放流は毎年6月中旬ごろに九頭竜川であゆ釣りが解禁されるのを前に地元の漁協が行っていて、22日は福井県の永平寺町と福井市の3か所で合わせておよそ1トンの稚魚が放流されました。
このうち永平寺町の河川敷では、町内の育成施設で体長が10センチほどに育ったあゆの稚魚を、漁協の組合員たちがホースを使って川に放していきました。
漁協によりますと、放流されたあゆは来月下旬にかけて18センチほどの大きさにまで成長する見込みだということで、漁協は今後、九頭竜川の13か所でも稚魚を放流することにしています。
九頭竜川中部漁業協同組合の中川邦宏代表理事組合長は「ことしは北陸新幹線が福井県内で開業したので、あゆ釣りのシーズンには、多くの観光客でにぎわうことを期待しています」と話していました。
九頭竜川のあゆ釣りは、ことし6月中旬ごろから順次、解禁されます。
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