来月予定される自民党総裁選を巡っては女性議員が出馬するかどうかも1つの焦点となっています。
(政治部・大石真依子記者報告)
「女性候補はいたほうがいい」という声は上がるものの、特定の候補を一致して推す動きは今のところ見られません。
上川外務大臣
「(Q.総裁選の準備状況を)きょうは国際情勢すごく動いている最中なので、しっかりと公務を果たして参りたい」
「(Q.推薦人20人確保のめどは)…」
上川氏は推薦人の確保に向けて周辺議員に支援を呼び掛けています。
ただ、同じ岸田派からは、林官房長官が27日に出馬会見する方針であることが分かりました。
林氏は周囲に「上川さんの邪魔はしない」と話しているものの、支持を広げるうえでの壁になっています。
一方、高市氏は推薦人の確保にめどが立ったとして来週、出馬表明をする方向で調整しています。
ただ、前回、高市氏の推薦人だった小林氏と保守票を取りあう懸念があります。
また、あるベテラン議員は「安倍さんという大きな後ろ盾を失って出馬しても泡沫(ほうまつ)候補だ」と辛辣(しんらつ)です。
党内からは「女性総理を誕生させて一新するというのが一番分かりやすい変化だ」との声もあるものの、見通せない状況です。
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