宮崎県内各地で発生した台風10号による突風では、多くの住宅が被害を受けました。県内では瓦屋根の修理業者が対応に追われています。

竜巻とみられる突風で被害にあった宮崎市大淀の民家です。宮崎市の野村瓦屋では、8月8日に最大震度6弱の地震が発生して以降、瓦屋根の修理の問い合わせが殺到。そこに台風10号が追い打ちをかけ、職人4人が県内各地で初期対応にあたっています。

120年以上の歴史を持つ野村瓦屋でも、立て続けに発生した災害に戸惑いを隠せません。

(野村瓦屋 野村翔悟社長)
「ようやく地震の初期対応が落ち着いたかなという時の台風・竜巻ということで、竜巻被害は初めてみるような光景ばかりで、初期対応もどう対応していいかわからなかったり。」

事例が少なく、初期対応にも時間を要する今回の突風被害。瓦屋根を手がける業者も限られる中、その引き合いの多さに業界全体が追いついていない状況です。

(野村瓦屋 野村翔悟社長)
「知り合いの瓦屋さんや、前からお願いしている瓦屋さんに連絡しても、断られたというケースを聞いている。気持ちもすごくわかる。正直、これ以上発注を受けられないというのもわかるんですけど、弊社としては一切お断りはしない。なるべく初期対応をさせていただくようにしています。」

野村瓦屋では、初期対応だけでも半年先まで予約が埋まっているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。