台風10号による突風では、住宅だけでなく、生活の足である「車」を失った住民も多くいます。車を貸し出すレンタカー店や修理工場では、対応に追われています。
(突風被害を受けた住民)
「このあたりが交通の便が悪いんですよね。買い物にも行けないのが現実。」
「車がないと何もできないですよね。」
トヨタレンタリース宮崎では、8月29日以降、保険会社を通して車の修理などに伴う代車の問い合わせが相次いでいます。9月は連休なども重なり、現在、県内7つの店舗におよそ110台ある軽自動車は、全く空きがない状態です。
(トヨタレンタリース宮崎・宮崎店 齊藤太加志店長)
「小さい車両、軽自動車からコンパクトカーの問い合わせが多くなっています。今週いっぱいは、新規のお客様の予約をお断りしています。」
レジャーとは異なり、今回は車の修理が終わるまで貸し出すことになるため、貸出期間が長引き、順番待ちとなる人も出てくるといいます。
(トヨタレンタリース宮崎・宮崎店 齊藤太加志店長)
「やはり急ぎで車両が欲しいとう方がいらっしゃいますね。返却された車は随時出せるように、社員一同準備しています。」
一方、修理工場では…
こちらは突風被害にあった車です。窓ガラスが割れ、細かな傷が車全体についています。また、座席も雨に濡れ、ガラスの破片が散らばっています。修理代は100万円以上かかるそうです。
(平井オートサービス 平井淳一代表取締役)
「一部の傷ではなくて、車両全体にわたって傷がついているものですから、まず見積が高額になってしまう、そしてお預かりしていただく時間も長期に渡ってしまう。」
現在、平井オートサービスでは、ユーザーから10件ほど修理の相談がきていますが、保険の内容によっては、今回の台風の被害が保険適用にならないユーザーもいて、修理をするのか否か迷われている方も多くいるという事です。
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