2023年11月、酒田市の会社事務所で元同僚の男性をナイフで刺し、殺人未遂などの罪に問われていた男に対して、山形地裁は懲役6年の実刑判決を言い渡した。
殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われたのは、酒田市大宮町の寒河江義夫被告(65)。
起訴状などによると、寒河江被告は2023年11月、酒田市内の会社事務所で、元同僚の男性の腹部をサバイバルナイフで突き刺し、殺害しようとした罪に問われている。
これまでの裁判で寒河江被告は、「殺すつもりはなかった」と起訴内容を否認し、殺意の有無が争点となっていた。
きのう(12日)の判決公判で佐々木公裁判長は、「サバイバルナイフを持った右腕を前に突き出せば被害者の腹部に突き刺さることを認識していたと認められる」とした上で、「手加減せず強い力で腹部を突き刺した行為は、人が死ぬ危険性が高いとわかって行ったもので、殺意が認められる」として、懲役6年の実刑判決を言い渡した。
寒河江被告の弁護人によると、控訴するかは今後、被告の意向を聞き判断するとしている。
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