夏の感染症で子どもが多く患う「手足口病」が、愛媛県で8月下旬から再び急増しています。1医療機関あたり9月8日までの1週間に平均で約11人報告されていて、県が予防を呼びかけています。

手足口病はエンテロウイルスによる感染症。症状は手や足などでの水疱性の発しんのほか、発熱や口内炎が現れるなどします。患者の鼻やのどの分泌物、便などから感染し子どもが多く患います。

愛媛県で感染者は8月中旬に再び増加に転じ、この月の下旬から急増。県の9月13日の発表によりますと、手足口病の感染者は8日までの1週間に1医療機関あたり11.03人報告され、前の週より4.00人も増えました。

保健所別では、中予が18.50人と前の週の約3倍になったほか、今治15.40人、松山14.00人、八幡浜10.00人と高い水準です。四国中央、宇和島、西条は2~5人台です。

年齢別では、今年に入り8月中旬までは2歳以下が61.9%だったものの、この期間以降は3歳以上が60.5%を占めています。

県は手洗いを実施し、タオルやコップを共同で使うことを避けるよう呼びかけています。

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