地球温暖化などの影響で大幅に減少している瀬戸内海の藻場の再生に地方銀行などの民間企業が取り組むプロジェクトが9月25日に始動しました。

(イノカ 高倉葉太CEO)
「藻場や干潟は様々な人が尽力して保全活動に取り組んできた。ただこれだけ激動する環境変化の中でもっと多くの力を合わせる必要がある」

25日に設立された「瀬戸内渚フォーラム」は水槽の中で海洋生態系を再現する技術を研究開発する東京のベンチャー企業、イノカや岡山市のちゅうぎんフィナンシャルグループなど全国の民間企業12社が参画しています。

藻場は、海藻類を食べる生物にとって重要な餌場で、繁殖する場所となることから「海のゆりかご」と呼ばれています。地球温暖化による海水温の上昇や乱獲などの影響により大幅に減少していることから「瀬戸内渚フォーラム」は、藻場を再生し、瀬戸内海の生態系を守ることを目的としています。

(イノカ 高倉葉太CEO)
「きょうはスタートでしかない。ここからが正念場。多くの仲間を集めて、今いる皆さんと一緒にさらに瀬戸内を良くしていければ」

「瀬戸内渚フォーラム」は、今後、瀬戸内海の藻場が減少している原因を詳しく調査し、研究機関と連携しながら再生に努めていくとしています。

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