夕刊フジは1969年に創刊された夕刊紙で、駅やコンビニなどで販売され、勤め帰りのサラリーマンに独自の切り口のニュースを伝えてきたほか、著名人によるコラムも人気を集めました。

産経新聞社によりますと、デジタル端末の普及による購読の機会の減少や、原材料費や輸送コストの上昇で年々、取り巻く環境が厳しさを増していることなどから、来年1月末で休刊するということです。

また、これと同時に、電子版と、夕刊フジの公式サイト「zakzak(ザクザク)」も更新を休止する予定だということです。

産経新聞社では「経営合理化や経費の削減に取り組み、発行継続に向け努力を続けてまいりましたが、創刊55周年の節目に夕刊紙としての一定の役割を終えたという判断に至りました。長年にわたり『夕刊フジ』を支えてくださった皆様に心より御礼を申し上げます」などとコメントしています。

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