岸田総理大臣は、アメリカ議会での演説について安全保障などの分野で「日本もアメリカとともに責任を果たす覚悟がある」と伝える演説だったとしたうえで、議員からの反応に手応えを示しました。

岸田総理大臣
「引き続き米国のリーダーシップが必要不可欠であるということ。そして、そのために日本もともに責任を果たす覚悟がある。こういった思いを伝える、こういった演説といたしました」

 岸田総理は演説に込めたメッセージについて、ロシアや中国などを念頭に「アメリカが築き上げた国際秩序が新たな挑戦に直面し、自由や民主主義が世界中で脅威にさらされている」と危機感を強調しました。

 そのうえで、「日米が次の世代に向けて何をすべきか」を伝えたかったとし、「反応を見ても多くのアメリカの議員の皆さんに思いを伝えることができたのではないか」と手応えを示しました。

 一方、南シナ海での海洋進出を進める中国への対応を念頭にフィリピンのマルコス大統領を交えて初めて開催した3カ国の首脳会談については、定例化は決まっていないとしたうえで「枠組みをこれからも大事にすることで一致した」と述べました。

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