全国に「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市東区)は11日、コーヒー豆の仕入れで使う麻袋を東山動植物園に寄贈した。園は麻袋を動物たちの遊び道具や巣作りに活用しており、イケメンゴリラで知られる「シャバーニ」も愛用しているという。
コメダではこれまで、年間1万9000枚の使用済み麻袋を廃棄してきた。サステナビリティ推進部の小林わたる係長が再利用できないか考えていたところ、インターネットで東山動植物園の人気者シャバーニが麻袋で遊ぶ動画を発見。「(人だけでなく)動物にもくつろぎを提供したい」と寄贈を決めた。
東山総合公園の山田英一総合公園長は「大変ありがたい。動物の飼育管理などに有効活用したい」と感謝している。ゴリラの他、ジャガーやライオン、コツメカワウソなどの使用を想定している。
コメダは今後、年間400枚の麻袋を同園に提供する。残りの麻袋は他の動物園に寄贈することも検討している。【太田敦子】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。