新潟県佐渡市で住宅など9棟を焼く大規模な火災があった。火は約5時間に渡って燃え広がり、この火事で火元の店舗を兼ねた住宅に住む男性がやけどを負い病院に搬送された。この地域では、5年前にも約15棟を焼き、3人が死亡する大規模な火事が発生していた。

住宅密集地で9棟焼く火災…男性1人がやけど負う

激しく燃え上がる炎…。

佐渡市春日(11月13日)
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11月13日午後6時半前、佐渡市春日の滝沢敬さん(76)の鮮魚店を兼ねた住宅で「火柱がすごい」と近くを通りがかった人から警察に通報があった。

火事現場にいた人は「バーンと爆発した」「火の粉がすごかったでしょ。あれが怖かった」などと語る。

火は周辺に燃え広がり、駆けつけた消防により約5時間後に消し止められたが、住宅や倉庫など全焼した6棟を含め9棟が焼けた。

この火事により、滝沢さんが煙を吸い込んでのどにやけどを負い、病院に運ばれたが、命に別条はない。

市は市営住宅の提供など支援検討

現場は両津港から北西に約1kmの住宅や商店が密集するエリアだ。

焼け跡(11月14日)

この両津地区では、2019年にも住宅など約15棟を焼く火事があり、3人が死亡している。

佐渡市は焼け出された住民に対し、市営住宅の提供など支援を検討するとしている。警察と消防は実況見分を行い、出火原因や焼失面積などを詳しく調べている。

(NST新潟総合テレビ)

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