江戸時代からしょうゆづくりが盛んな千葉県銚子市にあるしょうゆメーカーでは年に一度、この時期に「寒仕込み」という伝統的な製法でしょうゆを醸造しています。
仕込みの初日となる20日は工場敷地内の神社に社員が集まり、原料の水や塩、こうじを清める神事を行いました。
工場ではこのあと、こうじの色やにおいを確認したあと、もろみを作る木製のたる入れて「えいやせい、えいやせい」と独特の掛け声とともにかき混ぜて仕込みを行いました。
20日に仕込んだしょうゆは、専用の蔵で管理しながら通常より4か月長い10か月をかけて醸造し、2025年の9月9日に出荷されることになっています。
「ヒゲタ醤油」の濱田孝司社長は「こうじの出来は申し分なく、これからしっかり仕込みの管理をしていく。伝統を守り、昔ながらの方法で作る香りや味のバランスの取れたしょうゆをお届けしたい」と話していました。
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