岩手・盛岡市の医師会が厳しい現状を伝えました。
小児科医の高齢化により休日や夜間の急患への対応の維持が困難になるおそれがあるとして、市に対し協議の場の設置を提言しました。
11月26日は盛岡市医師会のメンバーが内舘茂市長を訪ね、小児科の急患への対応などに関する提言書を手渡しました。
小児科の急患を巡っては盛岡市では休日は当番医を決めて対応していますが、医師会によるとそれを担う開業医は高齢化を背景に現在12人と10年前から5人減っています。
また同様の理由で夜間の急患診療所の運営も厳しくなってきていて、医師会では現在の体制の維持に向けて協議の場を設けるよう市に求めています。
盛岡市医師会 吉田耕太郎会長
「特に小児科関係は(現状を継続できるのは)数年単位だと思っているので、喫緊に行政との相談が必要と思っている」
この提言に対し内舘市長は「今後の医療体制について意見を伺うことは大変重要」と述べ、協議会設置に前向きな姿勢を示していました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。