宮崎・都農町の海で、釣り人が乗る船の近くに“世界最大の魚”であるジンベエザメが現れた。
40年以上釣り人をしている撮影者は、初めて出会ったという。
専門家は、釣り餌につられ船の近くを泳いでいたのではないかと話している。

船の周りを泳ぐ“世界最大の魚”

宮崎・都農町の海で17日、釣り人が撮影したのは、船に迫る巨大な黒い影だった。

影を見た釣り人は、「ちゃぷちゃぷというか、なんか音がしたので振り向いたら、もうそこにいました」と話す。

“世界最大の魚”と呼ばれるサメ科のジンベエザメ(撮影:正海丸)
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影の正体は、平らな頭と特徴的な白い水玉模様、“世界最大の魚”として知られるジンベエザメだ。

離れたかと思いきやまた近づいて来たジンベエザメ(撮影:正海丸)

船から離れていったかと思われたが、ぐるーっと回ると、再び船に接近していた。

撮影者は40年以上釣りをしているというが、「初めてです。ジンベエザメを見たというのを聞いたことない」と話している。

餌につられて?泳ぎ回るジンベエザメ

またジンベエザメは、合計で3回ほど接近してきたという。

なぜ近づいてきたのか、「いおワールドかごしま水族館」の久保信隆副館長は、「プランクトンのオキアミ、釣りの餌に使っている物。彼らが食べているので、そういうのに引き寄せられるかもしれない」と推察している。

野生の動物とは適切な距離を保ってほしいと話す久保信隆副館長

また、久保信隆副館長は、「彼らは野生の動物なので、何もせず温かく見守っていただければなと思います」と、ジンベエザメに出会ったら距離を保って見守ってほしいと訴えている。
(「イット!」 11月27日放送より)

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