横浜市の金沢動物園で、コアラの赤ちゃんが母親のおなかにある袋「育児囊(のう)」からお目見えした。誕生から約半年、育児嚢で母乳を飲み、すくすくと育った。改修工事に伴い、コアラ展示は「お休み中」だが、同園は赤ちゃんの様子を公式ホームページやSNS(ネット交流サービス)で発信する考えだ。
赤ちゃんは4月22日、母たんぽぽ(4歳)、父コロン(9歳)の間に誕生。育児嚢から全身が出る「出袋(しゅったい)」を11月16日に確認した。同園によると、赤ちゃんは1円玉ほどの大きさで生まれ、約半年間、母親のおなかの中で成長するという。
夜中に袋から出て動き回る様子がモニター記録で確認されているが、日中はたんぽぽの袋の中にいることが多い。同園では、性別が分かれば、愛称投票を実施することにしている。【岡正勝】
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