12月4日、福島市の視覚支援学校に開園したのは「ふれあいどうぶつえん」。
子どもたちが触れ合っていたのは、本物そっくりなライオンのぬいぐるみ。体やしっぽに触れたり、キリンの首の長さも直接手で触れて確認していた。

リアルに再現されたぬいぐるみは、かみついたりしないので、視覚に障がいのある子どもたちも安心して触れられ、形や毛並みなどの特徴を体感できる。

子どもたちからは「リスのしっぽが、結構大きいんだなっていうのが分かった」「パンダの耳の毛がモフモフで気持ちよかった」との声が聞かれた。

28体のぬいぐるみは、盲学校にトラ・ライオンにさわれる動物園を作ろうプロジェクト代表・田中博さんが寄贈した。
田中さんは「触れたことにより形が頭に浮かぶようになって、今までのもどかしい気持ちがなくなることを期待している」と話す。

福島県立視覚支援学校では「ふれあいどうぶつえん」を常設し、授業や休み時間などで利用することにしている。

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