福岡空港で来年3月から2本目の滑走路の運用がはじまりますが、一足早く5日に新しい管制塔の運用が始まりました。
福岡空港国際線ターミナルのそばに立つ高さ91メートルの建物。
空港とその周辺の空の安全を管理する新しい管制塔です。
羽田空港に次ぐ国内2番目の高さで、これまでの管制塔と比べて高いところから滑走路を一望できるのが大きなポイントです。
◆大阪航空局福岡空港事務所 森島隆広所長
「管制塔が低いと距離感が一目でわからない。(新管制塔では)すぐに距離感がわかるし、全体が目に入るので業務としてやりやすくなる」
この新しい管制塔は来年3月末から2本目の滑走路の運用が始まるのに備えたものです。
国から「混雑空港」に指定されている福岡空港は現在、1本の滑走路で運用されていますが、年間の飛行機の発着回数はコロナ禍の期間中をのぞくと18万回あまりとほぼ限界に達しています。
航空会社からは常にそれを上回る要望が寄せられていることから、滑走路が増設されることになりました。
それにあわせて国際線ターミナルでは拡張工事が進行中。
国内線と接続するシャトルバスの移動時間が短縮されるなど、利便性と快適性が向上してきています。
◆福岡国際空港 国際施設開発推進部 鰺坂裕子部長
「ぜひ福岡空港が皆様にとって快適な空間、思い出の一場面となる施設になって、福岡、九州、日本につなぐ地点でありたいなと思っています」
九州の空の玄関口福岡空港、その進化は今後ますます加速していきそうです。
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