受験シーズンを前に学校生活での感染症を防ごうと、医師などが岩手県内の保護者などを対象に感染予防対策を説明する公開講座が、12月15日に盛岡市内で開かれました。
公開講座は大手製薬会社の塩野義製薬が開いたものです。
15日は県内の医師と薬剤師が講師に招かれ、オンラインも含め合わせて約70人の学校関係者や保護者が受講しました。
講座ではアルコール消毒だけに頼らずこまめに石鹸を使って流水で手を洗うことなど学校生活でできる感染予防対策が説明されました。
県薬剤師会 畑澤昌美副会長
「学校では常に喚気をすること。教室の窓の一部と廊下側の窓やドアの一部を開けて換気をすること」
こうした中、県は11月、インフルエンザについて県内で流行入りをしたと発表。
12月8日までの1週間に県が指定する医療機関で確認された新規患者数は、前の週の1.5倍に増加しています。
この上で県はインフルエンザに例年並みの流行状況が見られるとして、新型コロナウイルスや手足口病の予防にもつながる手洗いなどの感染予防対策の徹底を呼びかけています。
紫波中央小児科 武藤秀和院長
「学校生活は今まで通り、手洗い・うがいと早寝・早起き、食事をしっかり取る。それが一番だと思う」
県医師会 金濱誠己常任理事
「感染の流行は流行状況を身近なところで共有することが必要」
参加者はメモを取りながら受験シーズンに向けた感染症への備えを学んでいました。
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