岡山市で4月12日、新たに2ヵ所の保育園と幼稚園の機能を併せ持つ「認定こども園」が開設されました。市の課題だった待機児童の解消に向けて取り組みが進んでいます。

岡山市南区で浦安幼稚園と芳泉幼稚園を統合し開園した浦安芳泉認定こども園。園児の年齢が0歳からに拡大され、12日、155人が入園しました。

岡山市では主に幼稚園に保育園の機能を追加し、保育の受け皿として需要が高い認定こども園を2015年からこれまでに市内22ヵ所開設しています。

(1歳半の子供を預ける保護者は…)
「決まるか不安なところもあったので、ひとまず預けられて安心している」

(2歳の子供を預ける保護者は…)
「しっかり見てもらえる安心感がある」

岡山市では、2024年度、保育園に入園を希望した約1万9000人のうち、一次申し込みの時点では、1126人の入園が決まっていませんでしたが、空きのある園などへの調整を行った結果、23年度に続き、24年もほぼ解消する見込みだということです。

待機児童を巡っては、岡山市では2016年に全国で2番目の多さとなるなど、市政の大きな課題となっていて、12日に開園した認定こども園はその受け皿確保に向けた取り組みの1つです。

市は今後、36の中学校区ごとに認定こども園を開設させる方針です。

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